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アメリカ現地校小学校算数:知っておくべき5つのポイントと、スムーズな適応のためのヒント

アメリカ現地校小学校算数:知っておくべき5つのポイントと、スムーズな適応のためのヒント


アメリカの現地校に進学する子どもたちにとって、算数は特に大きなハードルとなることがあります。


日本の算数と異なるカリキュラムや評価方法、英語での授業など、様々な壁に直面する可能性があります。


アメリカ宿題サポートは、アメリカ現地校に通う小学生の宿題をサポートするサービスです。

算数を含む様々な教科の宿題を、日本語で丁寧にサポートしてくれます。

アメリカ宿題サポートを利用することで、子どもたちの算数の学習をより効果的に進めることができます。


詳しくは、アメリカ宿題サポートのウェブサイトをご覧ください。



アメリカ現地校小学校算数の5つのポイント


アメリカの小学生

算数の進度:日本との進行の違い


アメリカの小学校算数は、日本の小学校算数と比べて、学年によって進度に差があります。

低学年

1年生: 日本の1年生よりも進度が早く、足し算と引き算の繰り上がり・繰り下がりが中心です。


2年生: 日本の2年生よりも進度が早く、かけ算と割り算の基礎、分数、図形などが学習されます。


中学年

3年生: 日本の3年生よりも進度が早く、小数の計算、分数と小数の混合計算、簡単な図形の問題などが学習されます。


4年生: 日本の4年生よりも進度が早く、分数の四則演算、単位換算、簡単な統計などが学習されます。


高学年

5年生: 日本の5年生よりも進度が早く、小数の四則演算、分数と小数の混合計算、簡単な図形の問題、簡単な割合などが学習されます。


6年生: 日本の6年生よりも進度が早く、分数の四則演算、分数と小数の混合計算、図形の問題、簡単な割合、簡単な統計などが学習されます。



アメリカの算数の大きな分野とその内容

小学生の分野

アメリカには全国的なカリキュラムはなく、各州や学校区によってカリキュラムが異なります。


しかし、一般的にはCommon Core State Standards for Mathematicsと呼ばれる共通の学習基準を参考にしている学校が多いようです。


ただし、全州で参考にされているわけではありません。


Common Core State Standards for Mathematicsでは、算数の5つのドメインとそれぞれの学習内容が示されています。


数と代数:数の概念、計算、代数式

幾何:図形、空間認識、測定

分数:分数、小数、百分率

データ分析と確率:データの収集と分析、確率

問題解決:問題解決の戦略、論理的思考


算数の教え方アメリカにおける算数の教授法


アメリカ現地校小学校の算数の授業では、生徒が主体的に学習できるように工夫されています。


具体的には、以下のような方法が用いられています。


グループワーク:生徒同士で協力して問題を解いたり、議論したりすることで、コミュニケーション能力や協調性を育むことができます。


ディスカッション:生徒が自分の考えを発表し、互いに意見を交換することで、論理的思考能力やプレゼンテーション能力を育むことができます。


コンピュータを使った学習:コンピュータを使ってシミュレーションやゲームをしたり、データ分析を行ったりすることで、算数の概念をより深く理解することができます。


グループワークやディスカッションについては、教授する先生によっても多少に違いはありますが、各授業に1回、あるいは各単元で1回ほどの頻度で行われることが多いです。


算数の評価方法アメリカにおける算数の評価法


アメリカの小学校の算数の授業では、テストだけでなく、レポートやプレゼンテーションなども評価の対象となります。


また、ポートフォリオと呼ばれる学習記録を基に評価を行う場合もあります。


ポートフォリオとは本来作品や文書をまとめておくファイルなどを指すが、評価法に応用すると学習者の作品を集めたものを指し、これを評価対象として扱うものとなります。


集めるといってもただ全てを集めていくのではなく、ある教育目的に沿って集められた物のことです。

学期末や単元が終わるごとに回収をし、評価の中に含める場合が多いようです。


子どもたちがスムーズに適応するためのヒント


算数の基礎アメリカの算数の基礎内容

アメリカの小学校における算数の授業は、日本の小学校とは大きく異なる点が多く、日本の教育を受けてきた子どもたちにとって戸惑うことも多いようです。


学習進度は、日本と比べて早い傾向があります。


例えば、掛け算の計算方法(筆算や文章問題での応用)は日本では3年生で習いますが、アメリカでは2年生後半から始める学校が多いようです。


分数や小数も、日本より早い段階で学習します。


授業内容は、計算中心の日本とは異なり、論理的思考や問題解決能力を育てることに重点が置かれています。


そのため、文章問題やパズル形式の問題も多く出題されます。


授業方法も、教師主体の日本とは異なり、グループワークやディスカッションを取り入れたスタイルが多いようです。


また、コンピュータを使った学習も積極的に取り入れられています。


学習習慣宿題をスムーズに行うための習慣づくりについて


アメリカの小学校では、論理的思考や問題解決能力を育てる算数教育が重視されています。


しかし、日本の算数とは異なる学習内容や進度に戸惑う子どもたちも多いようです。


そこで、家庭で算数学習習慣を身につけるためのポイントをご紹介します。


毎日の学習時間を確保する

毎日短い時間でもいいので、算数の学習時間を確保することが大切です。


学校の宿題に取り組むだけでなく、ドリルや問題集を使って復習したり、新しい単元を予習したりするのも効果的です。


遊びを通して算数を学ぶ

ボードゲームやカードゲームなど、算数を楽しみながら学べる遊びを取り入れましょう。


例えば、「算数24」というカードゲームがあります。


このゲームでは、まず、テーブルにカードが置かれます。


カードには数字が4つ書いてあります。たとえば、1、2、3、4という風に置かれ、それらの数字を一回ずつ加減乗除して24になるように頭の中で他の人よりも早く計算式を考えます。


計算式は24になるのであればなんでもOKです。


答えがわかったらカードを押さえ「4×2は8、8×3は24、24÷1、答えは24!」という風に大きな声で答えを言います。


審判の先生が正解だと認めたら、そのカードは自分のものになります。


カードには難易度があり、最終的にカードの枚数と難易度をポイント計算して、ポイントの多い人が勝ちです。 


このような遊びを通して、自然と数の概念や計算力を身につけることができます。


日常生活の中で算数を見つける


買い物や料理など、日常生活の中で算数を使える場面を探してみましょう。


例えば、買い物の合計金額を計算したり、料理の分量を計ったりすることで、算数の知識を実際に役立てることができます。


褒めて自信をつける


子どもたちが問題を解いたら、しっかりと褒めてあげましょう。


自信をつけることで、さらに学習意欲を高めることができます。


親も一緒に学ぶ


子どもたちと一緒に問題を解いたり、算数の本を読んだりすることで、親も一緒に学ぶことができます。


親子で一緒に学ぶことで、より深い理解につながります。


しかし、日本から移住をした場合や、アメリカの小学校の経験してない場合、子どもたちと共に学ぶことも難しい時があるでしょう。


そんな時は、「アメリカ宿題サポート」をご利用ください。

オンライン上でサポートを受けることができ、子どもたちの横で親も聞くことができるため、共に学ぶことができます。


まとめ

アメリカの小学校の算数授業は、日本の算数とは大きく異なる点が多く、日本の教育を受けてきた子どもたちにとって戸惑うことも多いようです。


アメリカ宿題サポートでは、アメリカ現地校に通う小学生向けの算数学習サポートを行っています。


算数の基礎知識から応用問題まで、丁寧に指導いたします。


記事作成者 (Manami Palmini)



講師経歴

​​

  • 国際基督教大学、大学院にて英語の集中クラスを受けながら、演劇や脚本の研究に携わる

  • 日本の個人塾で3年間英語講師としての経験あり

  • ​ニューヨーク大学(NYU)大学院にて芸術教育学を学び、言語学習における芸術活動の効果について研究

  • ​TESOL(英語教授法)資格あり

過去のサポート歴

  • 現地校、日本人学校に通うお子さんの日常英会話

  • 英検、中学、高校、大学受験対策

  • 駐在の方のためのビジネス英会話

  • お子さんがいる方のためのママ友さんとのスモールトーク、学校関連の会話

  • 研究員として渡米された方のためのプレゼンテーションのお手伝い


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